コラム

B/Sの奥で古くなってるものありませんか?

事業者が作成する財務諸表のうち、代表的なものとして
貸借対照表(B/S)損益計算書(P/L)が挙げられます。
P/Lは売上、仕入、経費、利益などが、
B/Sは資産、負債、純資産が記載されています。

【P/LとB/Sの違い】
『P/Lの内容は期末で消えていくが、B/Sの内容は翌期以降に残る』
ということが挙げられます。例えばP/Lの「売上」は当期限りのものですが、
B/Sの「売掛金」お客様から入金があるまで残り続けます。

【古くなりやすいもの】
要注意なのが「仮払(受)金」「前払(受)金」「前払(受)費用」等の項目です。
このあたりの科目はそれなりに額が大きくなり、且つ管理の優先度が下がりがちです。
先日ある企業様の決算書を拝見すると、B/Sに発生時期も内容も不明なものが
見つかり、中には10年以上前に発生してそのまま、というものもありました...。
本来消えるべきタイミングで消えておらず、もはやその有効性がなくなっていました。
言い換えると、「古くなっている」状態です。

【古くなったら何がまずいか】
・正確で無いB/Sを税務署や金融機関、取引先に公開していたことになる
・いつ消すのか、正確な根拠が失われており、処理が困難
・場合によっては修正申告や追徴課税の可能性も...

【管理しておいてほしいこと】
1、「発生時期」
2、「内容の詳細」
3、「いつ消えるのか」
そして有効性が薄れかけたときは、はやめに税理士、会計士に相談してほしいと思います。

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